福島県は市町村、JAと連携して7月7日から、麦類(小麦、大麦)とナタネ、夏ソバの環境放射線モニタリング調査を開始する。地元メディアが伝えた。
警戒区域と計画的避難区域を除いた地域で、出荷販売のために栽培している作物を調べる。穀類の調査は初めて。食品衛生法に基づく暫定基準値(1キロあたりの放射性セシウム500ベクレル)を上回った場合、出荷自粛を要請することにしている。
麦類の分析は、国が指定する日本食品分析センター、ナタネと夏ソバは県農業総合センターが行う。県によると、今年収穫された麦類とナタネ、夏ソバで、これまでに出荷された例はないという。