大臣の「これはオフレコ」に反論せず 「記者たちはなめられている」

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新聞協会「取材源の秘匿などと同次元」

   とはいえ、大臣が「オフレコです」と発言したこと自体を問題視した記事にしなかったことへの疑問の声は挙がっている。

   元産経新聞記者の福島香織さんは7月4日、ツイッター(@kaokaokaokao)で松本氏オフレコ発言について「私なら、囲みネタにぴったり、とか思うけど」とつぶやいた。

   そもそもオフレコとは、どういう仕組みでどんな意味があるのか。日本新聞協会編集委員会は、1996年2月に見解をまとめている。

   見解では、「取材源側と記者側が相互に確認し、納得したうえで、外部に漏らさない」などの条件で行われる取材だ。「取材源の秘匿」などと同次元のもので、「その約束には破られてはならない道義的責任がある」と重々しくその意義に触れている。

   一方で、「これは乱用されてはならず」「安易なオフレコ取材は厳に慎むべき」とも注意を促している。

   見解に従えば、松本氏のような「発言後の一方的通告」ではオフレコは成立しないことになる。

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