被災地への「暴言」で辞任した松本龍前復興担当相が、「(自分は)B型なので短絡的」と発言したことについて、「血液型差別を助長するな」といった怒りの声が挙がっている。
松本前復興相は2011年7月3日に岩手、宮城両県を訪問。その際、両県知事に「知恵を出さないやつは 助けない」「こっちも突き放すところは突き放す」などと発言し、与野党から批判を浴びた。
「自分の品格のなさを九州と血液型のせいにするのか」
これを受け、5日午前に辞表を提出。就任からわずか9日間で辞任したが、辞任前日に松本復興相が記者団に語った内容が問題となっている。
「わたしは九州の人間ですけん、ちょっと語気が荒かった」
「わたしはちょっとB型で、短絡的なところがあって、反省しなければならないと思っています」
というもので、まるで自身の暴言は九州出身でB型のせいだといった内容だ。
ネット上には「なんで自分の品格の無さを九州とか血液型のせいにするんだ」「自分も九州人だけど言葉荒くない」「『ですけん』だけ方言にして九州人アピールするな」といった批判が多数書き込まれた。その中でも特に目立ったのが「これB型差別を助長するだけだろ」「またB型が迷惑こうむるじゃないか」というものだ。