「アフター4」「ビフォア8」 節電需要の獲得合戦が活発化

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朝の開店時間を繰り上 げるチェーンが増える

   外国語教室のベルリッツ・ジャパンは、夕方を有効活用したいビジネスマン向けに「夏の短期集中コース」のメニューを例年より充実させる。ロハス・インターナショナルは運営するヨガスタジオのうち首都圏8カ所で9月末まで平日午後5時開始のクラスを新設。「クラス中は電気を消して 節電に貢献します」。

   一方、朝の「ビフォア8」需要を 狙った動きも活発。「プロント」は約80店で開店時間を午前7時から15~30分繰り上 げ、出社が早くなった客を狙う。オフィスが多い東京・神田などでは売り上げが2割伸びた という。日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)も朝食メニューを扱う店を全体の1割以上にあたる120店に増やした。モスフードサービスのハンバーガーチェーン「モスバーガー」も一部店舗の開店時間を午前7時、8時に早めている。

   ベルリッツ・ジャパンは平日のオンライン英会話レッスンの開始時間を午前6時15分に繰り上げた。学習塾や予備校でも、河合塾が東京電力管内約20校で、夏期講習の開始時刻を例年より繰り上げて午前8時40分からにした。リソー教育も個別指導塾「トーマス」の全64校で7月下旬~8月末までの夏期講習を午前7時半開始に(例年より1時間半ほど繰り上げ)。日能研も首都圏の半分以上 の48校で7時から(同1時間20分繰り上げ)とする。

   首都圏の鉄道も、東急が平日の始発列車を午前4時台に繰り上げ、小田急は午前5~7時に7本増発、早朝需要に備える。

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