「ジーンズ購入したい」はわずか3.8%
2010年までのクールビズに加え、スーパークールビズで新たに認められたのが、ポロシャツ、アロハシャツ、Tシャツ、ジーパン、スニーカー、サンダル。ただし、Tシャツ、ジーパン、サンダルについては、「TPOに応じた節度ある着用に限り可」となっており、破れてだらしなく見えるジーンズなどは不可とされた。
環境省の担当者は、ジーンズをスーパークールビズに採用した理由について、着用感が楽という意見があったこと、スーツのように肌にベトベト張り付くことがないことをあげ、「ファッション性などは考慮していない」と語った。スーパークールビズにジーンズを採用したことへの批判の声も多いという。
大手ジーンズメーカーは吸汗速乾の高機能素材を用いたジーンズなど、スーパークールビズに合わせた「涼しい」ジーンズを続々と売り出しているが、チノパンよりさらにカジュアルな印象があり、実際に会社で着用する人は限られてくる。
調査会社のインテージがビジネスパーソンの男性800人を対象に実施したアンケートの「この夏、クールビズ・節電ビズファッションのために購入した、あるいは、購入しようと思っているもの」という項目では、「ジーンズ」と答えたのは回答者全体の3.8%と低く、「半袖Yシャツ」の33.0%、「涼感・冷感機能素材のスーツ」21.3%、「チノパン」14.9%などを大きく下回った。