8月いっぱいで全避難所閉鎖 福島県、仮設への入居促す

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   福島県は、公共施設などで開設している一次避難所、旅館やホテルを使っての二次避難所をいずれも8月末で閉鎖する方針を固めた。震災・津波被害に原発事故による混乱が加わって、宮城、岩手両県に比べて被災者の安定的な避難先確保が遅れていたが、仮設住宅の建設が急ピッチで進んでいて避難所閉鎖の環境が整うと判断した。

   今後は、被災者に対して仮設住宅への入居を促すことにしており、7月中旬に関係市町村に説明して理解を求めることにしている。仮設住宅は1万4000戸が7月末までに完成する予定だ。

   県が開設している一次避難所は10か所ほど。郡山市のビッグパレットふくしまでは約600人が避難生活を送っている。二次避難所では今も約1万6000人が生活している。避難者が抱える事情や二次避難先の施設の意向も踏まえ、開設期間の延長などには柔軟に対応することにしている。

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