「格好付けたくなったのか」
「松本大臣が会見でかけたものは、いわゆるサングラスではないかもしれませんね」。眼鏡業界大手のある営業関係者は、次のような見立てを披露した。
はっきりとした基準はないが、レンズの色の濃さが25%以上のものをサングラスと呼び、それ未満のものは「カラーレンズ」「色つき眼鏡」とするのが「しっくりくる」という。
かけている人の目が外から見えないほどの色の濃いサングラスをかけて記者会見に出るのは「おかしい」が、まぶしさなどに不安を感じる人が「色つきの老眼鏡」などをかけて会見するのは「おかしくない」とも話した。
会見映像をみる限りでは、レンズの色は薄そうだが、老眼鏡なのかどうかは分からない。
松本氏の福岡高校時代の同級生のある男性は、「ニュースで見たけどあれは老眼鏡だろう」と話した。男性の推測では、松本氏は色つきの老眼鏡と色なしの老眼鏡をもっていて、「間違って」色つき老眼鏡の方をつけてしまったのでは、とみている。
とはいえ、サングラスと「色つき(老)眼鏡」の区別は明確なものではなく、一般的には「どちらもサングラスだ」という受け止め方をする人の方が多そうだ。インターネットの2ちゃんねるなどでは、松本復興相の「サングラス」会見について、「被災地をなめているのか」との批判や、「突然、格好付けたくなったのか」と疑問の声が多く寄せられている。