イスラムの原則を尊重するなら、ネット上での恋愛もOK――そんなファトワ(宗教見解)を、イランのイスラム教シーア派の大アヤトラ(最高宗教権威)、マカレム・シラジ師が発表した。イランでは未婚男女の交際や、公の場でのデートなどを禁じているほか、また反政府デモへの懸念から「フェイスブック」などへのアクセスを遮断するなどの措置を取っており、異例の見解。
シラジ師は公式サイトに設置したチャットや、携帯電話のSMS(ショート・メッセージ・サービス)を通じて信者からの相談に応じるなど、ネットを活用する姿勢を示している。