福島原発「白い煙」ミステリー 「異常事態?」と何度も騒動

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使用済み燃料プールから出ている湯気?

   もくもくと上がる「白い煙」は、ライブカメラの設置以降何度も確認されており、そのたびに「いよいよ爆発」「日本終わった」などと話題になってきた。同時に強い光もときおり確認されている。TBSが山側に設置した「JNN福島第一原発情報カメラ」の映像でも同様だ。

   その正体については、「霧だろう」「ただの水蒸気だ」「チェレンコフ光ではないか」などさまざまだ。しかし、映像が白黒のため、騒がれているように「白い」か、どうか確認できないうえ、早送りとなった映像がまるで勢いよく噴出させているように見えるだけかもしれない。

   東電に聞くと、騒がれている「白い煙」は、使用済み燃料プールから出ている湯気あるいは霧の可能性が高いという。夜にはカメラが高感度のナイトモードに切り替わり、明暗をくっきりと分けるように映すため目立つようになる、というのだ。

   ときおり映る強い光もこれが原因と見られ、「高感度カメラが安全パトロールや車両ライトなどの光に強く反応している可能性がある」。周辺の放射線量のモニタリングでも異常は見られないという。

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