岩手県は2011年6月27日、大船渡市の水産加工場で発生した腐敗水産物約1500トンを、大船渡港の東方沖合約100キロ、水深約2000メートルの海に投棄した。
大船渡市では東日本大震災により、冷蔵・冷凍保存されていた水産物およそ1万5000トンが被害を受けた。約1万3500トンを埋め立てたが、これ以上の埋め立て場所の確保が難しく、また腐敗の進行によるハエの発生、悪臭などが問題となっていた。そのため県では海洋投棄を環境省に申請し、17日に認められた。
県は近く陸前高田市の腐敗水産物についても海洋投棄する。