「次期国政選挙では原発が最大の争点」
また、菅首相は退席前、再生可能エネルギー法案への意気込みに絡み、原発事故を受け原発行政をどういう方向へもっていくのかが「次期国政選挙で最大の争点になる」とも述べていた。
これを受け、菅首相の意中には「衆院解散・総選挙」があるのではないか、と首相の退席後に質問する議員もいた。岡田克也幹事長は「解散はあるはずない」と否定した。
参加議員らからは不満の声が相次いだ形ではあるが、総会のインターネット中継をみていた利用者からは一応に追及不足、迫力不足を指摘する声が相次いでいた。
議員の側も言いたいことがいえなかったようで、石井登志郎・衆院議員は、総会を今後、「クローズ」にすることを提案した。「テレビを意識して不必要な発言がされないように」と説明したが、テレビやネットの中継を議員が意識して「本音」の議論ができないという不満もあったようだ。
菅首相の途中退席を含め、「ガス抜き」としては不十分だったようで、今後も菅首相の退陣時期をめぐる民主党内の不和、混乱は続きそうだ。