「冷却水ミサイルを福島原発に撃ち込め」と主張
自民党との関係以外にも、浜田氏にとってネックになりそうなのが、過去にメディアで披露した持論だ。例えば3月17日には、自らのブログで、福島第1原発への対応策について
「アメリカ、ロシア、中国といった核保有国に協力要請し、圧倒的な『冷却水ミサイル』を福島原発に撃ち込み、メルトダウンという最悪のシナリオを回避することだ」
とミサイルを打ち込むことを主張。09年には、ニュースサイト「ネットアイビーニュース」への寄稿の中で、
「インドネシアのスマトラ島周辺での巨大地震が相次いで発生している。これにも実はアメリカの国家戦略が隠されているに違いない」
と、地震は、スマトラ島北部のテロ組織を攻撃するために米国が人工的に起こしたものだと主張している。
これらの独自の見解をめぐり、政務官としての資質を問われる場面も出てきそうだ。
浜田氏は10年の参院選で、鳥取県選挙区から自民党公認で出馬し初当選。田村耕太郎参院議員(当時)が自民党から民主党に移籍して自民党内のポストが空いたため、自民党が行った公募に浜田氏が応募して公認が決まったという経緯がある。