2ちゃんねるで10年ほど前からネタにされている都市伝説「鮫島事件」をテーマにした映画が公開される。「2ちゃんねるの呪い 劇場版」というタイトルでネットでは早くも話題だ。
映画は配給元のジョリー・ロジャー社から4作品出ているDVDシリーズ「2ちゃんねるの呪い」でも監督を務めてきた永江二朗さんがメガホンをとり、アイドルグループ「アイドリング!!!」の尾島知佳さんが映画初主演。2011年8月6日からワーナー・マイカル・シネマズ板橋などで公開される。
「公安が絡んでる」「遺族のことを考えろ」
テーマとなっている「鮫島事件」は、2ちゃんねるで「語ってはいけない」とされる「架空の事件」。映画では、「鮫島事件の真相を知りたい」というスレッドにある日「しかたない、それでは本当のことをお教えしましょう…」という書き込みがあり、登場人物が次々と事件に巻き込まれていく。
鮫島事件については、今でも時折2ちゃんねるで話題になり、何か情報が書き込まれる度に「お前、それ以上書き込むと消されるぞ」「公安が絡んでる。やばすぎる」「遺族のことを考えろ」などと警告されるのが一種の「お約束」になっている。
ITジャーナリストの井上トシユキさんは
「ネットがまだそれほど一般的になってない2001年頃、ネット的には先史時代からあるネタですね。発祥は2ちゃんねるのロビーかラウンジだったかと思います」
と当時を振り返る。