新生活への不安 仮設入居者に生活必需品の支援【福島】

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ようやく避難所を出た方々が新生活をはじめるために

「郡山ビッグパレット」内に設置された富岡町の災害対策本部にて。右から対策本部渡辺弘道さん、難民を助ける会の髙城大吾、富岡町商店街協同組合の坂本禎人さん、同仲山直久さん
「郡山ビッグパレット」内に設置された富岡町の災害対策本部にて。右から対策本部渡辺弘道さん、難民を助ける会の髙城大吾、富岡町商店街協同組合の坂本禎人さん、同仲山直久さん

   富岡町は、地震・津波で壊滅的な被害を受け、さらに福島第一原発の20キロ圏内にあるため、全住民に避難命令が出されました。現在、住民の多くが町役場とともに、郡山市のイベント施設などに避難しています。郡山市、三春町、大玉村に計1,500戸の仮設住宅が建設されており、6月中旬から入居が始まりました。


   富岡町の災害対策本部の渡辺弘道さんは、「町民は、イベント施設の廊下に寝泊まりしています。3ヵ月が経ち、皆疲弊しきっています。やっと仮設住居などに移れることになり、安心していますが、入居後の生活への不安も大きい。このたびの物資支援はとてもありがたい」と話されました。


   相馬市は、津波で壊滅的な被害を受けた沿岸部からの避難者のほか、隣接する南相馬市、飯館村などから避難されてきた方々も受け入れています。計画されている1,500戸のうち、すでに1,000戸の仮設住居が完成。現在、各仮設住居に支援物資を届けています。


   相馬市役所の吉野光一さんは、「今回の支援のおかげで仮設住居に入居される方々へ、市から生活必需品以外の物資を提供することができた。仮設住居へ入居したとしても、被災されている方々は、今後の生活にすごく不安を感じており、支援は本当にありがたい」と話されました。

   これまで(6月22日時点)に、支援対象地域2,170世帯への配付が終了しています。

鏡石町に設置された仮設住居
鏡石町に設置された仮設住居
相馬郡新地町に配付した支援物資
相馬郡新地町に配付した支援物資

   支援地域

被災市町村の半分にあたる13市町村(17,500世帯)
郡山市、白河市、須賀川市、相馬市、南相馬市、相馬郡新地町、鏡石町、富岡町、矢吹町、飯館村、泉崎村、川内村、西郷村

   配付物資の一例

両手鍋、片手鍋、フライパン、まな板、包丁、タッパー、やかん、風呂用イス、洗面器、石鹸台、バスマット、バスケット、ほうき・ちりとりセット、物干し用ロープ、ぞうきん、ハンガー、掃除機、ちゃぶ台兼コタツ、食器棚
※配付する物資の内容は、自治体により異なります
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