カラオケや個室居酒屋との違いは?
摘発強化を報じた東京新聞の2011年6月22日付記事によると、業界からは「今の形での個室営業ができなくなれば、影響は計りしれない」と懸念の声が強いという。個室に窓を付けるなどするとお金がかかったり、客が来なくなったりする恐れがあり、個室の許可を受けたとしても風営法上、午前零時以降の深夜営業ができなくなるからだ。
これに対し、警察庁の保安課では、こう説明している。
「店内を安全なものにしてもらわないと、犯罪の温床になってしまいます。児童買春のほか、連れ込んで口をふさぐなどして強制わいせつや強姦が起きる可能性があります。風営法で決まっているものですから、守ってもらわないと困ります」
ネット上などでは、カラオケの個室や最近はやりの個室居酒屋などとの違いが分からないといった声も出ている。この点については、保安課では、「もちろん5平方メートル以下なら、規制の対象になります。しかし、1、2人が入れるぐらいなので、カラオケの個室はそんなに小さくはないです」と言っている。