日立金属は、中期経営計画の最終年度となる2013年3月期の海外売上高50%を達成するため、海外生産比率30%の目標を加速したい考えだ。自動車部品などの現地調達のニーズに対応するほか、国内の電力不足に対応する狙いもある。
同社の海外生産比率は11年3月期が22%。計画では13年3月期に24%を目指している。「30%の達成はむずかしいが、(電力不足などで)より、そうすべきである(海外生産比率を高める)ことがわかった」としている。ただ、「国内で生産している商品を、そのまま移すようなことはない」という。