「被害者の気持ち考えていない」との声も
また、旧社名のロゴが使われたSMBC日興証券では、「会社としてコメントはしません」(広報部)としながらも、困惑した様子だ。商標権問題については、社内の専門チームで話し合っているという。
Tシャツ販売元のスモールデザインでは、代表者がこう説明する。
「『なぜオレだけが』と思う堀江さんが、これで最後に一矢報えると思います。その姿がカメラを通じて報じられますからね。事件では報道にも問題があったと考えており、その歪んだ構図が伝われば、マスコミへの皮肉にもなるでしょう」
過去に販売した時事問題のTシャツが堀江貴文元社長に気に入られており、今回は収監にふさわしいものをと考えた。これまでもトラブルを起こすことはよくあったという。各企業からの抗議などはまだないというが、代表者は「内容が内容だけに、販売中止の可能性が高いと思っています」としている。
販売の反応は、「カッコいい」「皮肉が効いている」と大半が賛同だったというが、批判も来ている。「企業から許可を取ってないじゃないか」「株主の被害者もいるのに、そういう人たちの気持ちを考えていない」「売名行為だ」といったものだ。
ちなみに、Tシャツは、500枚を超えて1000枚に到達する勢いで売れているという。堀江元社長の人気が大きいといい、過去に一番売れたものの2、3倍のペースだとしている。