「刑務所行け」堀江Tシャツに賛否 ロゴ使われた企業「極めて遺憾」

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   粉飾決算などが問題になった企業のロゴを並べ、「GO TO JAIL(刑務所に行け)」――。堀江貴文ライブドア元社長(38)が収監時に来ていたこんなプリントのTシャツがネット上で販売され、物議を醸している。

   長銀3100億円、山一證券2700億円、カネボウ800億円、日興コーディアル証券189億円、ヤオハン128億円、ライブドア53億円。

粉飾決算などあった6社のロゴ並べる

サイト販売が波紋
サイト販売が波紋

   問題の黒いTシャツには、企業のロゴが前面に大きく白字で描かれ、その脇に小さく、億単位の粉飾額という数字が入っている。ライブドア事件で実刑判決が確定した堀江貴文元社長が、2011年6月20日の「公開出頭」で、モヒカン頭でこのTシャツを着て現れ、テレビでもその姿が映し出された。

   その意味は、自分が刑務所に行くなら、もっと粉飾額の大きい企業の経営者も刑務所に入らなければおかしい、ということだ。

   さらに、Tシャツを3400円で販売するサイトも開設され、ネット上で話題になっている。

   サイトでは、これらの企業の中で実刑判決が下されたのは堀江元社長だけだと指摘。検察やマスコミの対応が堀江元社長とは違っていたとして、「この実刑判決は見せしめではないか?」との声が上がっていると主張している。

   この中には、すでに解散した企業や旧社名の企業などがある。しかし、旧カネボウから分社化したカネボウ化粧品では、現在もロゴを引き継いでいるといい、Tシャツの着用や販売に憤りを示す。

   「知らないところで、商標権のあるロゴを無断使用されました。企業イメージが悪くなりますし、極めて遺憾です」(広報担当者)

   販売については、差し止めを申し入れるかを含めて、弁護士とともに社内で検討しているという。

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