コンテナハウスの商店街が誕生!【宮城・女川発】

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希望に満ちた「コンテナ村」が完成

女川町で震災後最初の商店街がここでオープンを待ちます。組み立てにご協力くださった皆さん(2011年6月7日)
女川町で震災後最初の商店街がここでオープンを待ちます。組み立てにご協力くださった皆さん(2011年6月7日)

   青い屋根のかわいいコンテナハウスが10棟完成すると、立派な商店街の出来上がりです。 商工会青年部の方々は、ここを「コンテナ村商店街」と名づけました。車や自転車で前を通り過ぎる人たちが嬉しそうにこちらに目を向けながら、青年部の方々に声をかけていきます。

   「震災から2カ月以上、これが欲しかったんです。これさえあれば活動を再開できるんです」と話してくれたのは商工会青年部の阿部喜英さん。阿部さんをはじめとする商工会青年部の方々の希望に満ちた笑顔を見ていると、「ここから何かが起こりそうだ」、「この人たちのパワーで女川の復興が始まりそうだ」と嬉しい予感がします。


   この商店街には、食料品店、衣料品店、電気店に生花店、喫茶店などが並ぶ予定だそうです。

   「ここにテーブルやいすを並べて青空カフェをやりたいね」

   「皆が集まってお茶をしながら話ができるなんて最高だね」

   「そうそう、皆で集まって話をする場所なんてなかったからな」

   「ここに町のさまざまな情報が集まって、ここからいろんな情報を発信していきたいな」

   阿部さんたちのイメージはどんどん膨らんでいるようでした。これから設備などを整え、7月上旬には女川町で震災後初めての商店街がオープンする予定です。


   明日に向かって力強く歩もうとされている商工会青年部の方々の姿は、実に生き生きとしていました。こんな希望に満ちた瞬間に立ち会えたことに、とてつもない感動を覚えました。

   今も住居として、保育施設として、仮庁舎として、様々な理由でコンテナハウスを切望されている方々がたくさんいらっしゃいます。もっともっとこの喜びの輪を広げていくために、皆さまの変わらぬご支援をお願いいたします。


※本プロジェクトの実施にあたっては、ゴールドマン・サックス証券株式会社およびゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社より、30棟分に相当する約2,400万円のご寄付をいただきました。

今後も広く募金を呼びかけ、ひとりでも多くの被災者の方に少しでも快適で安全な空間で過ごしていただけるよう、支援を行ってまいります。ぜひご支援をお願いいたします。
【コンテナハウス・プロジェクト支援 専用口座】
■銀行
三井住友銀行 目黒支店 普通預金口座 7030268
特定非営利活動法人 難民を助ける会
■郵便局
00100-9-600
特定非営利活動法人 難民を助ける会
※「東日本大震災・仮設住宅」と明記下さい。
インターネットからのご寄付はこちら(クレジットカード・コンビニ決済など利用可)



認定NPO法人 難民を助ける会
1979年、インドシナ難民を支援するために、政治・思想・宗教に偏らない市民団 体として日本で設立された国際NGOです。
2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、地震発生当日より活動を開始。宮城県仙台市と岩手県盛岡市に事務所を構え、緊急・復興支援を行っています。
活動にあたっては、特に支援から取り残されがちな障害者や高齢者、在宅避難者、離島の住民などを重点的に支援しています。食料や家電などの物資の配布、炊き出し、医師と看護師による巡回診療など、多面的な活動を続けています。
■ホームページ http://www.aarjapan.gr.jp
■ツイッター  http://twitter.com/aarjapan

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