日産USAは航続距離100~222キロと公表
いずれにしても、東京から箱根をめぐるドライブ は、途中で充電が必要で、場合によっては帰京までに複数回の充電が必要になるようだ。箱根でバッテリー不足となり、「最寄りの充電スタンドを探したら沼津と表示されたため、意を決して箱根ターンパイクを下ったら、回生ブレーキで小田原の料金所で走行可能距離が80キロと表示され、助かった」などという、笑えないユーザーレポートもある。
米ウォールストリートジャーナルによると、日本の国土交通省のテストでは、リーフが1回の充電で走行できる距離は200キロだが、米環境保護庁(EPA)のテストではフル充電の航続距離は73マイル(120キロ弱)という。
日産は「それぞれの国の運転の特徴が市場ごとのテストに反映される」とし、 「どの程度の強さでアクセルを踏むか、エアコンの使用状況はどうか、一般道路と高速道路の渋滞状況はどうかといったバッテリーの消耗に影響を与える要因に左右される」と説明している。日産USAは代表的な走行条件に基づく航続距離を具体的に示 しており、リーフの航続距離が100~222キロの間で変わると公表している。
今回、日産がJAFと開発したロードサービスカーは、40キロ走行できる充電が20分で可能な急速充電機を搭載。国内メーカーのEVすべてに対応し、実証実験期間中はJAF会員でなくても無料で救援する。JAFはサービスカーの利用状況などのデータを集め、今後のロードサービスに役立てるというから、EVユーザーには、ひとまず朗報に違いない。