ビートたけし「人生初の携帯」 使い方には「こだわり」が

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「冗談の言い合いをしたり、遊ぶんならいい」

   バラエティ番組だけに、演出による誇張もあるようだが、水道橋博士によると、1週間に3回もかかってくるそうだ。喜んであっちこっちに電話しているともいい、博士もさすがに迷惑だと漏らしていた。ちなみに、このエピソードは、番組の「スターのぞき見ランキング」で1位に選ばれている。

   たけしさんは、あれほど嫌いだった携帯を、なぜ持ったのか。

   番組では明らかにされていないが、共同通信の2010年7月21日付インタビュー記事に興味深い告白が出ている。

   そこでは、携帯が車の中にあるが電話に出たことがないこと、コンピューターもメールも嫌いであることが語られている。ツイッターを例に、「あれを情報として扱っているバカさ加減はよく分からないね」と皮肉ってもいる。

   とはいえ、こうも言っているのだ。

「冗談の言い合いをしたり、遊ぶんならいい」

   たけしさんが携帯を持ったのは、こうした理由だったのかもしれない。

   もっとも、携帯依存への批判も忘れていない。

   情報は、広告代理店などが意図的に流す場合も多いとして、家畜のように動かされるなと警告。そうした情報を探しまくるのではなく、人とのコミュニケーションを大切にせよと説く。「情報って、町を歩いていれば入ってくる」と。果たして、たけしさんが電話するのも、町歩きの感覚なのだろうか。

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