「彼はいつも何人もの女の子に囲まれている」
ヘフナー氏は1953年にプレイボーイを創刊し、今も編集長として君臨する一方、私生活では過去に2回の離婚歴がある。同氏と08年に知り合ったハリスさんはその後、プレイボーイに取り上げられるようになり、09年にはテレビ番組にレギュラー出演、10年には歌手デビュー契約を結ぶなど、とんとん拍子に「出世」していった。10年12月、ヘフナー氏がハリスさんにプロポーズし、婚約が成立した。
ハリスさんは6月15日、米人気司会者ライアン・シークレスト氏のラジオ番組に電話出演し、心境を語った。婚約破棄の理由について、初めは「(結婚が)正しいかどうか判断できなくなったの。じっくりと考え直した後にヘフと話し合って、お互いに結婚が最良の方法ではないという点で一致したわ」と説明。ヘフナー氏は傷ついていないかと問われると、「それは大丈夫。彼は普通と違うライフスタイルだから。でも、実はそれが…」と言いかけて口ごもる。そして、「私のライフスタイルに合わなかったの。彼はいつも何人もの女の子に囲まれているから」と続けた。結婚後も、自分の夫が複数の若い女性を周りに侍らし続けることを想像し、ハリスさんは我慢できなくなったとも考えられる。
一方のヘフナー氏も、ツイッターで「破談」について発言を続けている。6月15日には、「最近起きたある出来事のせいで、(プレイボーイ)7月号に特製ラベルを張る必要が出てきた。売り場で探してみてください」とリンクを添えて投稿した。リンクをクリックすると、セクシーな姿で7月号の表紙を飾ったハリスさんの体を隠すように、赤地に黄色文字のラベルのデザイン。そこには大きく「今月号の逃げた花嫁」と書かれていた。「ミスター・プレイボーイ」らしい、皮肉のきいたささやかな「復讐」だったのかもしれない。