中学校は当初、いじめの認識なかった?
市教委などによると、問題の行為は、3年生の修学旅行で2011年5月25日に京都市内のホテルに泊まったときに起きた。クラスメートら男子生徒9人がホテルの和室で夕食前に布団被せなどに加わり、その様子を撮ったビデオ動画をうち1人がユーチューブに投稿していた。投稿者は、深く考えずにアップロードしてしまったと反省を口にしているという。
この問題を報じた朝日新聞によると、市立中学校側は「いじめとは認識していない」と説明したという。いじめが日常的にあったわけではないとし、「悪ふざけの延長で悪質だ」とみていたと報じている。
これに対し、学校側は、J-CASTニュースの取材に対し、いじめがあったと重く受け止めて対処していることを明らかにした。報道から「軽くみている」と批判もあったというが、そうではなく、動画を見て最初からいじめの疑いを持っていたとしている。しかし、なぜ報道とズレがあるのかについては、はっきりとした説明はなかった。
市教委の青少年課では、取材に対し、被害を受けた生徒が苦痛を感じたという点で、いじめだという認識を持っているとした。事実確認の結果、生徒らの演技ではなく、単なる悪ふざけでもなかったとして、「学校もいじめとの認識で動いていると考えている」と言っている。