投信に個人マネー、5月の買越額 3年9か月ぶりの最高水準

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   東日本大震災後に投資を見合わせていた個人マネーが投資信託に流入している。野村総合研究所によると、2011年5月の追加型株式投信の買越額は9333億円と、2007年8月以降で、一連の金融危機以降では最高水準となった。

   利回りの高い海外の不動産投資信託(REIT)や債券を組み入れた商品の売れ行きが好調だった。「新光US‐REITオープン ゼウス」や日興の「ラサール・グローバルREIT F(毎月配分型)」をはじめ、海外REITの5月の買越額は3321億円で、1年7か月ぶりに過去最高を更新した。外国債券で運用する投信も2378億円を買い越した。

   ドル円相場が1ドル80円前後で推移しているため、将来的な円安をにらんで外貨建て投信を積極的に買う動きにあるようだ。

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