「観光地」ではなくより身近な存在にしたい
東京タワーの広報担当者は
「お客様も楽しめますし、自治体にも東京タワーの発信力の高さを見ていただいている。色々な方が来場するので、普段アンテナショップに来ない層にもその地方の魅力を伝えることができます」
と語る。来場者はここ数年、年間約300万人で推移。修学旅行やバスツアーなどで地方から来る人も多いが、7割が首都圏から。今後は、より身近に何回も来てもらえるようなタワーにしていきたいという。
「大展望台にあるクラブ333では、毎週水曜日と木曜日に音楽のライブを行っています。東京タワーというと、観光地というイメージがありますが、これからは、ちょっと時間があるからデートで行ってみようとか、身近なイメージを持ってもらえればと思います。東京スカイツリーができてからも、継続してイベントを打ち出して、一緒に東京を盛り上げていきたいですね」
ちなみに、東京スカイツリーの入場料は3000円(第2展望台)。これに対し東京タワーは大展望台が820円となっているが、これについて東京タワーのオリジナルキャラクター、「ノッポン兄」が6月7日、ツイッターに「820円が妙に安く感じるスカイツリーマジック」と投稿。フォロワーからは「やっぱ東京タワーに行くわ」という反応も寄せられていた。