2011年5月のビール類課税出荷量は、前年同月に比べて8.6%減の3258万ケース(1ケース大瓶20本換算)で、2か月ぶりに前年実績を下回った。ビール5社が6月10日に発表した。東日本大震災後の消費者の自粛ムードが根強く、ゴールデンウイークの天候不順も響いた。
割安な第3のビールの出荷量は前年同月比12.3%増で、5月としては過去最高。一方、ビールは18.7%減で、2か月ぶりのマイナス。こちらは過去最低。発泡酒も19.8%減となり、4か月連続のマイナス。その結果、酒類別シェアで、第3のビールは初の4割台に達し、ビールに約2ポイント差に迫った。