07年には松崎しげるさんが書類送検
実は、このようなケースは石川選手が初めてではなく、07年には、歌手の松崎しげるさん(61)も同様のトラブルに見舞われている。松崎さんは06年11月に交通事故を起こし、業務上過失傷害と道交法違反(無免許運転)の容疑で書類送検されている。
松崎さんは1989年に米国で国際運転免許を取得。その後も米国で更新を続け、日本でも問題なく運転できていた。だが、松崎さんが免許を取得したときの滞在期間が3か月未満だったため、02年6月の道交法改正で新設された「3か月ルール」に抵触することになってしまった。
松崎さんは、後に不起訴(起訴猶予)処分となったが、約1か月にわたって芸能活動を自粛している。
この「3か月ルール」、国内で免許取り消し処分を受けたドライバーが、免許取得が簡単な国外に短期間渡航して免許を取り直すケースが続出したために新設されたという経緯がある。だが、周知が不十分だとの声も根強く、事故当時は松崎さんも「規定変更の通達は一度もなかった」などと不満を述べている。
今回の不祥事を受け、石川選手が所属するパナソニックは、ウェブサイトに
「本人の不注意が発端の事態とはいえ、所属契約企業として大変遺憾に存じます。社会をお騒がせしましたことを深くお詫び申し上げます」
とする謝罪コメントを発表している。