ドバイの世界一展望台(452メートル)は約2180円
首都圏以外に目を移すとどうか、大阪のシンボルとして知られる通天閣(91メートル)は600円で1メートルあたり6.6円。さっぽろテレビ塔(90メートル)は700円で、1メートルあたり7.8円。福岡タワー(123メートル)は800円で、6.5円。こうして比べていくと、やはり、スカイツリーだけが割高ということでもなさそうだ。
ただ、国外の超高層建築と比べると、内外価格差があるようだ。世界で最も高い高層ビルとして知られる、ドバイ(アラブ首長国連邦、UAE)のブルジュ・ハリファの展望台(452メートル)の入場料は、100ディルハム(約2180円)で、1メートルあたりだと4.8円。スカイツリーよりも割安だ。
ブルジュ・ハリファが完成する2010年まで世界1位の高さを誇っていた台湾の台北101(391メートル)の入場料は、400台湾ドル(約1120円)。1メートルあたりだと2.9円で、さらに安い。台北101が完成する04年まで首位だったマレーシア・クアラルンプールのペトロナスタワーも、ほぼ同水準だ。
前出のヤフーの投票に参加した人の中にも、こうした国際比較をした利用者がいる模様で、
「ドバイのなら3000円払うけどね。台北101に上ったことあるし、高さは大して変わらんから3000円かかるんなら行かないね」
といった声もあがっていた。