茨城、千葉県では海水の放射線検査実施
開設の方針を決めた各自治体でも、海開きを前に慎重な調査を続けている。焦点となっているのが、海水の放射能汚染への懸念だ。
千葉県では18日、県内4か所の海水の放射線検査の結果を公表。放射性物質は検出されなかったが、6月中にも改めて海水浴場がある18市町村で、実際に海水浴客が立ち入る水深1~1.5mでの検査を行うという。茨城県でも県民、そして各自治体からの要望に応え、6月中頃、同様の検査を実施する予定だ。ただ海水浴場開設の可否は市町村に委ねられているため、両県ともに万が一放射性物質が検出された場合でも、あくまで参考としての提示に留めるという。
市町村による独自検査の動きも広がっている。千葉県では鋸南町、南房総市、館山市、鴨川市、一宮町などがすでにモニタリング結果を公表、いずれも放射性物質は検出されなかった。山武市などでも、現在検査を進めている。