動画投稿サイト「ニコニコ動画」でとんでもない生放送が行われた。アパートの部屋の中で大量の花火に点火してダンスを披露する、というもの。部屋は煙で充満し警報機が作動、消防車とパトカーが出動する大騒動になった。
生放送したのは片桐えりりかさん(20)といい、もともとは仙台や札幌で働く風俗嬢だった。股間を使ってギターを演奏したり、全裸で踊ったりする生放送が爆発的な人気を呼び、「ニコニコ動画」のアイドル的存在になった。2011年4月にはAVデビューし、6月には初の写真集が発売された。
二十数本の花火にライターで火を付ける
問題の生放送は2011年6月3日夜から4日の明け方にかけてのもの。人気アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」のコスプレをした片桐さんが、知人の男性のアパートを訪ねるところから、「事件」後の「反省会」まで6時間以上にわたって行われた。
いきなり男性宅を訪れた片桐さんは、服を着替えることを理由に男性を部屋から出し、花火の入った大きな袋を開けた。男性のものと思われる椅子の背もたれの上に、二十数本の花火をガムテープで横に張り、
「いつの間にか20歳になりました。私も選挙ができる歳です」
などと言いながらライターで火を付け、ダンスを披露した。
花火に火が付くと部屋は煙でもうもうとなった。驚いた男性が部屋に戻って来て、
「何してんのおまえ!バカじゃないの。お前頭悪すぎ!!バカじゃないの!!!」
などといい、パニックになった。火災警報機も鳴り、サイレンの音も。男性は、
「オイ!消防車来た。マジヤバイ!!!」
と叫び、片桐さんに自宅に戻るよう促した。その様子も生放送されていて、
「やばいよ。どうしよう。人集まってきた。ニコ生で初めてじゃない!?ここまでの大惨事は」
などと涙声になっていた。