AKB48メンバーが総出演するドラマのロケ地に恵泉女子学園大学のキャンパスが使われていた。大学側はブログで取り上げるなど積極的に宣伝、大学の知名度アップにつなげたい考えだ。
撮影が行われているのは、現在テレビ東京で放送されているドラマ「マジすか学園2」。生徒がみなヤンキーばかりの女子高「馬路須加女学園(マジ女)」を舞台に、AKB48のメンバーたちが抗争を繰り広げるというストーリーで、2010年に放送された「マジすか学園」の続編に当たる。
大学ブログで撮影風景を紹介
毎回毎回、壁に激しく落書きされた校舎が出てくるが、そこが恵泉女学園大学のキャンパスなのだ。
大学のHPでも宣伝していて、公式ブログのトップには「『マジすか学園2』は本学で撮影しています」。それによると、小田急多摩センター駅にある大学は緑の多いキャンパスとして、ドラマ撮影によく使われる。中学生の妊娠を描いて話題になった「14才の母」(TBS系 2006年)や、2011年に入ってからもフジテレビの月9「大切なことはすべて君が教えてくれた」などがある。
ただ、「マジすか学園」への力の入れ方は特別だ。ブログでは、撮影の様子が随時報告され、落書きとゴミだらけの廊下や、前田敦子さんらが所属する吹奏楽部の部室などの画像も掲載されている。
ロケ弁「意外にフツーっぽいですね」
中には、AKBメンバーのロケ弁も。「意外にフツーっぽいですね。何だかAKBの皆さんに親近感を覚えます(笑)」という大学側のコメントがついている。メンバーに関しても、渡辺麻友さんについて「ドキッとするほどとても可愛い方でした!」と少々はしゃぎ気味だ。
大学広報によると、撮影が行われているのは、メインのキャンパスではなく同大学に隣接する旧都立南野高校の校舎。2007年に買い上げ、現在は改装が行われているという。
「きれいなキャンパスではないので、申し出があったときはちょっとどうかなと思ったのですが、AKBが出演するということで許諾しました」(恵泉女学園大学広報)
落書きはビニールなどに書かれたものが壁に貼られているだけで、後できちんと綺麗にする。
「ドラマの最後のクレジットでも、『撮影協力 恵泉女学園大学』って出ますからね。これが知名度アップにつながれば」
期待は大きいようだ。
2011年5月28日に開催された大学祭「恵泉スプリングフェスティバル」では、「マジすか!?」をテーマにケータイ川柳コンテストが開かれた。1400の応募が寄せられ、盛況だった。