原口前総務相「不信任発言ブレ過ぎ」 1日で変わった理由も全然わからん

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   民主党・原口一博前総務相の内閣不信任案を巡る発言がブレ過ぎていると、ネット上で疑問が相次いでいる。日和見主義者との批判もあるが、素顔は少し違うというのだ。

   「魑魅魍魎」とは言うものの、政治家がわずか1日で正反対の発言をするのは異例だ。

退陣巡る発言は、その前にもクルクル変わっている

首相の器なのか
首相の器なのか

   不信任決議案が国会に上程された2011年6月1日、原口一博氏は記者団にこう決意を語った。

「不信任案を野党が出したといえども賛成します」

   理由は、この問題の党内解決を求めてきたが、両院議員総会が開かれる見通しが立たないからだ。そして、テレビ番組の中でも、党執行部が両院総会を開かなければ「僕にも覚悟がある」と決意を述べた。

   ところが、翌2日になって、不信任案の投票が始まると、打って変わって反対票を投じたのだ。記者団にその理由を聞かれると、こう説明した。

「野党の不信任案に乗るなんて邪道」

   この発言が報じられると、ネット上では、強い違和感を訴える声が相次いだ。2ちゃんねるのまとめサイトでは、「昨日と言ってることが180度ちがう」「ひよりすぎにも程があるだろw」などの書き込みが紹介されている。「世渡り上手、なのか」「負けた後で勝ったチームの打ち上げに参加してる感じ」といった指摘もあった。

   原口氏の発言は、その前にもクルクル変わっている。

   5月25日には、記者団に対し「トップは替わった方がいい」と述べたかと思えば、この月31日には、「不信任うんぬんは頭の中にない」と記者団に述べるなど、一見矛盾した発言を繰り返している。

   原口氏は、反対票を投じた理由について、その後、会見などで釈明している。

   それによると、不信任案の投票が始まる前の代議士会で、菅直人首相が原発事故収束のめどがついたら辞任することを表明したからだという。つまり、自らが求めていた党内解決が形になったから、ということのようだ。

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