菅内閣の退任時期をめぐり菅直人首相と鳩山由紀夫前首相の対立が激化している問題で、枝野幸男官房長官は2011年6月3日午後の定例会見で、
「私の個人的な心情としては、2人の間の心情的な溝は大きくならないことを望んでいる」
と述べた。ただ、菅首相の一連の発言を鳩山氏が「ペテン師まがい」と罵倒したことについては、
「正確に、どういう文脈でおっしゃったか把握していないので」
と、コメントを避けた。
また、共同通信社が6月2日から3日にかけて行った緊急電話世論調査で、内閣支持率が5月中旬の28.1%から33.4%に上昇したことについては、
「不信任案をめぐる状況の中には、『国民の皆様から到底理解をいただけないだろうなぁ』という部分が少なからずあると思っている。ただ一方で、様々な状況を踏まえた中で一定のメドをつけて、その責任を次の世代に引き継ぎたいという思いについては一定のご評価をいただいたのではないか」
と、菅首相の代議士会での発言が支持率を押し上げたとの見方を示した。