民主党は歴史的役割終え、存在意義失っている/不信任案に賛成 横粂勝仁・衆院議員に聞く

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小泉ジュニアへの思い

――北極星外交とは何ですか。

横粂   北極星外交とは、小さくてもキラリと光り、天空の動きの中心となるような役割を日本が果たしていこう、というものです。米中などと渡り合う力を日本はもっているのに、いまだに米国一辺倒の外交を続け、国益を損なっています。日本のすごさをもっと押し出すべきです。
   また国内的には、道州制を導入し、地方分権を徹底します。福祉などは地域密着型で現地の有能な首長さんたちに工夫してもらうことで向上を目指す形が良いと考えています。税源問題を含め、国と地方の役割分担を明確化すべきです。
   大統領制導入などは憲法改正が必要になってくるので、困難な道であることは間違いありません。正直、12年間では実現が厳しい可能性もあり、最長16年間も視野に入れています。しかし、いつまでもずるずると引き延ばす気はありません。16年やって実現できなかった人は、30年やっても無理です。後任にバトンタッチすべきです。

――同じ選挙区の小泉進次郎議員について、どう見ていますか。

横粂   努力もしているし、「才能・能力高き方」だな、と。今は、活動が私より評価されていると思いますが、ひょっとしたら将来、2人が新しい党の党首として論戦している、そんなライバルになれたら良いな、とも思っています。
   負けるつもりはありませんが、必ずしも「敵」だと思っているわけではありません。2人が同じ新しい党・グループに所属し、活動をともにしている可能性だってあるかもしれません。
   いずれにせよ、私は、「日本をいい国にしたい」「議員や政党のあり方を変えるきっかけをつくりたい」との思いで議員を続けさせて頂きたいと考えています。政局が慌ただしくなっていますが、被災地のことを忘れず行動していきます。

<横粂勝仁さん プロフィール>
よこくめ かつひと 1981年生まれ。2009年に衆院初当選(神奈川11区から民主党公認候補として立候補。小泉進次郎氏に敗れ、比例復活当選)。東京大学卒業後、司法試験に合格し弁護士に。司法試験合格後、人気恋愛バラエティ番組「あいのり」(フジテレビ系)に出演、「総理」のニックネームで知られた。
現在、1期目。民主党内の派閥グループには属さず、1期目ながら執行部へ「苦言」を呈するなど、マスコミの注目を集める。2011年5月20日、岡田克也幹事長に離党届けを出し、慰留を受けていた。


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