経済産業省が2011年5月31日に発表した4月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み、速報値)は前月比1.0%上昇の83.5で、2か月ぶりに上昇した。
出荷指数は2.7%低下して82.7。在庫指数は0.5%上昇の98.2。在庫率指数は14.5%上昇の124.4だった。
東日本大震災の影響で、最大の下げ幅(15.5%低下)となった3月からの反動増とみられる。ただ、部品の供給網がまだ復旧していない業種も少なくない。経済産業省は基調判断を3月の「急激に低下した」から「依然水準が低く停滞しているものの、先行きについては回復が見込まれる」に変更した。
先行きは、5月が8.0%上昇、6月は7.7%上昇を予測している。