いまだ店が一軒もない… 復旧に地域差【岩手・盛岡発】

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めまぐるしく変化するニーズ

   震災から2ヵ月以上が経ち、被災地では変化が見られています。瓦礫の撤去が進み、物流が回復し、交通量も多くなりました。電気の復旧作業のため道が通行止めとなり、渋滞が起こることもあります。一方で、自衛隊が行方不明者を捜索する地域、水道が復旧せず店が一軒もない地域もあります。一概に被災地といっても、地域差が生じているのが現状です。

   また、被災された方々が必要とするものも変わってきました。飲料水や保存の効く食料から、最近では野菜や果物といった生鮮食品、また春物・夏物衣類や扇風機、施設では運営に必要なコンピューターやプリンターといった事務用品を配付することが増えています。生きるためから、当たり前の生活を送るために必要な生活用品へと、要望はめまぐるしく変化しています。

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