ふかひれ専門店再建の道のり(2)【宮城・気仙沼発】
震災から半月、手作業で泥かきする日々

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(石渡商店)

震災後19日目の会社の前です。

瓦礫の山を重機でどかしてなんとか車が通れるまでにした後の写真です。

それまではもちろん車は入れませんでした。

少しづつ瓦礫を片付けながら道をつくっていきました。

ここまでくるのに約半月かかりました。


ここが商品倉庫と商品を出荷するところです。

もちろん中は瓦礫の山でした。

スコップと一輪車で泥をかき分けながら外に運んでいく毎日でした。


正面に見えるのが事務所です。

瓦礫の山で中には入れない状態でした。

泥と瓦礫、冷蔵庫から流れてきた魚などさまざまなものが中に入っていました。

風が吹くと砂ぼこりが舞い、そして悪臭が漂う中での作業でした。

もちろん、マスクはかかせません。この時はマスクもなかなか手に入りませんでした。

重機で作業をすれば数日で終わる作業なのかもしれませんが、数人での手作業なので一日少しづつの作業でした。

(つづく)


「ふかひれ専門店再建の道のり(1)」は、こちら>>

「ふかひれ専門店再建の道のり(3)」は、こちら>>


■被災地応援ファンド参加のお願い

2011年4月25日に立ち上がった、事業の早期再建を目指す被災地応援ファンド内で、5月17日から石渡商店ふかひれファンドも募集を開始しました。当社を含め、5月26日現在8社が募集開始しております。

私たちの会社、工場は津波の被害で失われてしまいましたが、ふかひれ専門店としてふかひれを作る知識と技術は失っておりません。気仙沼のふかひれ加工技術を後世に残すためにもこの災害を技術伝承の試練と考え、私たちは一生をかけてこのふかひれ文化を必ず存続させる思いです。

お客様からの熱烈な応援メール、お手紙、お電話と世界中の大変沢山の方から激励を頂き、私たちのふかひれを皆様が待って下さっている、その声にすぐに応えなければと今現在、事業再開・復興に向け日々努力しております。


   セキュリテ被災地応援ファンド(応援金、手数料含め、一口10,500円から参加いただけます)

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ふかひれの石渡商店(宮城県気仙沼市)
サメの水揚げ日本一を誇る気仙沼の地で昭和32年に創業。これまでの54年間、ふかひれ専門店として市場での買い付けから、一般消費者様へ商品をお届けするまで製造加工販売を行ってまいりました。
特許も頂いた独自の技術で作るふかひれは和食から中華店まで幅広い料理店で多くの方々にご支持いただいております。ふかひれラーメンやスープ、姿煮はご家庭で簡単に召し上がれるよう試行錯誤した商品でお客様からもご好評頂いております。
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