東京電力は2011年5月28日、福島第1原子力発電所で事故後に測定した放射線量測定値のうち、3月11日から17日までの未公開データを公表した。
これまで公表していたのは10分間隔のデータだけだったが、モニタリングカー(移動測定車)による2分間隔のデータを新たに明らかにした。一部に毎時3ミリシーベルトを超えるデータが記録されているも、この期間の最高値は既に公表されている15日9時に正門付近で観測された11.93ミリシーベルトで変更はなかった。
東電は、高い数値は経済産業省原子力安全・保安院に公表していたというが、今後未公開に至った経緯を調査するとしている。