日本郵政の2011年3月期決算(連結ベース)は、最終純利益が前年同期に比べて7%減の4189億円となった。宅配便事業の不振で傘下の郵便事業会社が2期連続の大幅赤字となったことが響いた。ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の金融2社は増益だったが、東日本大震災による郵便局舎の損壊などで56億円の特別損失を計上したことも加わり、穴埋めできなかった。
売上高にあたる経常収益は6.9%減の17兆4689億円。経常利益は5%減の9569億円だった。
なお、12年3月期の連結経常利益は10.8%増の1兆600億円、最終純利益は2.6%増の4300億円を見込んでいる。