(25日大槌発=ゆいっこ花巻支部;増子義久)
用地難のために着工が遅れていた大槌町内の仮設住宅もようやく、建設が軌道に乗ってきた。早期着工した一部地域では入居も始まり、今月16日に測量がスタートした安渡小学校の校庭にも早くも骨格が姿を現した。今月中の完成を見込んでいるが、戸数はわずか34戸。同小学校では現在、約130世帯(265人)が避難生活を送っており、入居はかなり狭き門になりそう。最終的には抽選によって入居を決めることにしているが、被災者にとって"安住の地"への道のりはまだまだ遠い。
ゆいっこは民間有志による復興支援組織です。被災住民を受け入れる内陸部の後方支援グループとして、救援物資やボランティアの受け入れ、身の回りのお世話、被災地との連絡調整、傾聴など精神面のケアなど行政を補完する役割を担っていきたいと考えています。
岩手県北上市に本部を置き、盛岡、花巻など内陸部の主要都市に順次、支部組織を設置する予定です。私たちはお互いの顔が見える息の長い支援を目指しています。もう、いても立ってもいられない───そんな思いを抱く多くの人々の支援参加をお待ちしています。
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