アディダス社員がツイッターで中傷 「おしゃべりは呟きやめるべき」か

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ガイドラインを設けて研修しているが…

   また、同社でツイッターやブログ、SNSに業務内容などを投稿してはいけないといった内容を含む、「ソーシャルメディアガイドライン」を設けていて、入社時にはこれに基づき研修が行われている。今回の事件を受けて、ガイドラインの内容を改め、再発防止に努めるとしている。投稿した女性社員については「厳格な処分にしているが、それ以上のことは公表していない」ということだった。

   今回と似たようなケースでは、2011年1月、都内の高級ホテルの飲食店のアルバイト従業員が、Jリーグの著名選手と人気女性モデルが2人で来店したとツイッターに投稿。ネット中で騒ぎになり、ホテル側は謝罪した。

   なぜ同じようなことが繰り返し起きるのか。ITジャーナリストの井上トシユキさんは

「何かあると黙っていられない人にとってはツイッターはとても親和性の高いツールなんですよね。自分の友達だけに見られているという感覚なのでしょう。学園祭ノリで何でもいいからはしゃぎたいんですよ」

   今回アディダス社はネットに関するガイドラインを社内に設けていたにも関わらずこのような事態になってしまったが、井上さんは

「通常の面接では、ツイッターに投稿しちゃう人がどうかなんてことは分かりませんし、研修しても駄目となると、これはもう企業にとってはほとんど事故に遭っちゃうようなもんですよね。投稿する人だって、こういうことがあると自分のキャリアが駄目になってしまう可能性がある。ネットは危険です。おしゃべりな人、黙っていられない人はツイッターをやめた方がいいぐらいですよ。自分も不安なので、ツイッターやSNS、ブログはここ数年やっていません」

と話している。

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