中国を訪れている北朝鮮の金正日総書記は2011年5月22日夜、江蘇省揚州で中国の江沢民前国家主席と会談した模様だ。韓国紙・中央日報が23日報じた。同紙は、金総書記が三男・金正恩氏への権力世襲への中国側の協力を江前主席に求めた、との見方を示している。金総書記はこの後、北京で胡錦涛国家主席らと会合を行うと見られる。
今回の訪中についても北朝鮮、中国いずれからも事前の発表などはなかった。多くの韓国メディア、通信社、さらにその報道を伝えた朝日新聞など国内のメディアも、一時「金正恩氏による単独訪中」と伝えていた。中央日報によれば、正恩氏は訪中に同行していない。