成長する「太陽電池」市場 世界シェアトップに躍り出た「中国」の脅威

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国内出荷、初の年間100万キロワット超え

   一方、2010年の太陽電池の国内出荷は、年間100万キロワットを初めて超えた。なかでも住宅用は、前年度比58.6%増の86万2223キロワットと好調だった。住宅用は2009年11月からはじまった電力会社による余剰電力の買い取り制度を機に、国や多くの自治体が補助金制度を導入するようになったことも急速に伸びた要因だ。

   それに震災後の電力不足を解消する「電力源」として脚光を浴び、さらに高い伸びが期待されている。導入コストは200万円台からと安くはないが、「自分で使う電力を自分で確保しようという意識が高まっている」(電機メーカーの関係者)と話す。

   京セラは3月に主力製品の「サムライ」の新モデルを発売。シャープは堺工場(大阪府)で新たな生産ラインを稼働させた。他のメーカーや、素材や部品メーカーも増産体制を整えている。

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