ツイッターフォロワー1000万越え レディー・ガガは久々本物のスター

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   米国の歌手レディー・ガガさんの人気が止まらない。米経済誌「フォーブス」が2011年5月19日に発表した2011年度の「世界で最も影響力のあるセレブ100人」で1位になったほか、ツイッターのフォロワー数もうなぎ登り。すでにマドンナを超えるスターだという声も出ている。

   フォーブスのセレブ番付は、過去1年間の芸能関係での所得や、メディアへの露出、ネット上での影響力などに基づいて決定される。他に音楽関係では、カナダの歌手ジャスティン・ビーバーさん(3位)や、アイルランドのロックバンド、U2(4 位)らが上位に入った。

露出の多い奇抜なファッションも話題

   ガガさんの収入は年間9000万ドル(約73億円)で、2位だった米人気女性司会者オプラ・ウィンフリーさん(年間2億9000万ドル)には及ばなかったが、フェイスブックなどのソーシャルメディアでの影響力を考慮された。

   ツイッターのフォロワー数は5月16日に1000万を突破。これはツイッター史上初めてのことだという。フォロワー数はその後も伸びており、20日現在約1020万人と、もはや止まるところを知らない様子だ。

   86年生まれの現在25歳。2008年に発売されたデビューアルバム「ザ・フェイム」が世界中で大ヒットし、一躍スターに。露出の多い奇抜なファッションも話題となった。デビット・ボウイなどの70年代グラム・ロックや、マドンナやシンディ・ローパーに代表される80年代のポップミュージックから影響を受けていて、レディー・ガガというステージネームもクイーンの楽曲「RADIO GA GA」からとったという。

バイセクシュアルを公言、性別を超えた存在

   また、自らがバイセクシュアルであると公言しているが、音楽評論家の加藤普さんは、性別を超越した点がガガさんに強いスター性を与えていると指摘する。

「かなり過激でわいせつと言ってもいいくらいのファッションですが、男性が彼女のことを女として見ようとしても不用意に近付けない雰囲気がある。女性にとっても自分の身近な代弁者という感じでもない。それが彼女を特別な存在にしている。マドンナと比較されることもありますが、マドンナはまだ『男に対抗する女』といった性があったけど彼女はない。自分を商品化するということに関してもマドンナより突き詰めているように見えますし、すでに凌駕していますよ。これからどこに行くんだろうという感じです」

と話している。

   また、音楽配信サイト「レコチョク」が2011年5月20日に発表した「神だと思う洋楽アーティストランキング」でも、ガガさんが1位だった。ガガさんは3月11日の東日本大震災後いち早く、オリジナルブレスレットを作って義援金を募っていたが、こうした支援活動を支持する声も多数あったという。

   5月23日にはガガさんの3枚目のアルバム「ボーン・ディス・ウェイ」が発売される。都内のCDショップでは発売前からポスターが多数張り出されていた。

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