内田裕也に赤裸々なDV証言 樹木希林、それでも別れないわけ

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「相手と別れた女性は4%のみ」

   DV被害に遭いながら、別れないケースはあるものなのか。

   日本DV防止・情報センター事務局長で神戸市看護大学教授の高田昌代さんは、内閣府の調査で、相手と別れた女性が4%しかいないことを挙げ、被害者はなかなか別れられないと明かす。

「1つは、被害者が貶められて、加害者に恐怖心を抱いてしまうことがあります。『至らない私が悪い』『報復されるのではないか』などとマイナスに考えるわけです。もう1つには、加害者が優しいときもあるので、『この人にはこんないいところもある』『もう一度やり直せるのではないか』とプラスに考えてしまうことです。その結果、『私が何とかすれば、きっと変わるのでは』と思い込み、別れないことを正当化するようになります」

   こうした心理を克服しても、経済的な不安や子どもへの心配から、なかなか離婚に踏み切れないという。加害者も、優位な状況を失いたくなく、世間体を気にすることから、離婚調停に応じない場合が多いと高田さんは指摘する。

   芸能人である内田裕也容疑者と樹木希林さんの場合も、こうしたことが当てはまるのか。

   高田さんは、希林さんが内田容疑者にいい点を見つけ、子どもへの配慮を口にしていることは、特殊なDVのケースではない証拠だとする。さらに、希林さんが自らもDV体質があるとしていることや宗教救済を考えていると報じられていることも、被害者に珍しいことではないというのだ。「被害者は、身を守るために暴力を返さざるを得ない面があり、『あなたが変われば人は変わる』と宗教が説くのにはまる人も多いんですよ」

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