みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下の、みずほ銀行とみずほコーポレート銀行が2013年春にも合併する方向で検討している、と2011年5月18日付の日本経済新聞が報じた。
みずほコーポ銀の佐藤康博頭取が、みずほFGの社長を兼務する人事体制を11年6月から先行して導入。これまでの旧第一勧業、旧富士、旧日本興業の3行の出身者がトップを分け合う体制を刷新する。意思決定を一元化するとともに、傘下にリテールのみずほ銀とホールセールのコーポ銀を置く「2行体制」を見直し、経営の効率化と収益力の向上につなげる。
また、みずほ銀は東日本大震災の直後に大規模なシステム障害を起こしたが、大規模なシステム障害は発足時に続き2度目。金融庁が近く行政処分を下す見通しだが、意思決定の複雑さがトラブルを広げたとの批判があった。
なお、みずほFGは5月18日、「具体的な検討を行っている事実はありません」とのコメントを発表した。