神奈川県の黒岩知事「強制されて歌うのは愛国ではない」
「ルールを守れと言い続けている教員がこれでは、子どもたちに示しがつかない」
「ルールを守れない教員には厳正に対処する」
府教委の指示に従わない「君が代反対」の教員が絶えない中、橋下氏は以前からの国歌斉唱への強いこだわりを見せてきた。
たとえば2008年の「全国産業教育フェア大阪大会」の開会式挨拶では、数百人の高校生を前に、自らが受けた教育について「戦後教育の中でも最悪。国歌も歌わされたことがない」と批判し、「社会を意識しようと思えば国旗や国歌を意識しなければいけない」と熱弁。大阪府庁の新規採用職員任命式では2010年から君が代斉唱を取り入れ、「日本国家の公務員が国歌をきちんと歌うことは義務」と語っていた。
一方、神奈川県の黒岩祐治知事は17日の定例会見で、「君が代に敬意を払うのは日本人として当然」としたうえで、「強制されて国歌を歌うというのは本当の愛国の気持ちではない」と、批判している。