内閣府が2011年5月16日に発表した4月の消費動向調査によると、消費者の購買意欲を示す一般世帯の消費者態度指数(季節調整済値)は、前月に比べて5.5ポイント低下し33.1となった。前月を下回ったのは3か月連続で、比較可能な2004年4月以降で最大の落ち込みとなった。前年同月比では8.7ポイント低下した。
内閣府は消費者心理の基調判断を、「弱い動き」から「悪化している」に下方修正した。
消費者態度指数を構成する意識指標を前月との差でみると、「暮らし向き」は前月比3.9ポイント低下の34.8。「収入の増え方」は2.8ポイント低下の37.0。「雇用環境」は9.4ポイント低下の27.6。「耐久消費財の買い時判断」は5.9ポイント低下の32.9だった。