亡くなったタレントの上原美優さん(享年24)について、テレビ番組が、顔にモザイクをかけて放送した。これに対し、ネット上では、疑問が噴出して論議になっている。
上原さんの衝撃的な死の後、生前に収録されていた番組が、続々と放送されている。
「犯罪者のような扱いだ」
そんな中で論議になったのは、2011年5月12日の死後、上原さんの出演番組として初めて放送された13日夜の日本テレビ系「一攫千金オークション!! 世界☆ドリームワーク~カラダを張って稼ぐぞSP」だ。
この番組では、上原さんのトークシーンはカットされ、ゲスト全体が映るシーンなどで、顔や掲げているネームプレートにモザイクがかけられた。
これに対しネットでは、異論を唱える書き込みが相次いでいる。
「モザイクかけるってのは何か違うんじゃないかな…」
「これって失礼だよな」「犯罪者のような扱いだ」
「これひどいだろ・・放映中止にするかでなきゃ最初からいなかったように処理する とかすればいいのに」
「何で故人の生前の元気な姿を隠さなきゃいけないんだ???」
また、こんな意見もあった。
「せめて番組冒頭にナレーションで良いからお悔やみとお詫びを述べて普通に放送すれば良かったんじゃないか?頑張って仕事したのにこれじゃ故人も浮かばれんだろ」
一方で、モザイクをかけないで流すテレビ番組もあり、対応が分かれている。13日深夜26時から放送されたフジテレビ系「センスの神様」は、番組冒頭に字幕で「5月1日に収録された」と明示したうえで予定通り放送された。
14日夜放送のTBS系「飛び出せ!科学くん」では、都内で食べられる野草を探すロケが収録されている。こちらもそのまま放送され、収録日とお悔やみメッセージを字幕で流す予定だ。