「24時間テレビ」放送も危ぶまれる?
影響を懸念する声があがっているもう一つの番組が、日本テレビ系のチャリティー番組「24時間テレビ」だ。2011年は8月20日から21日にかけて放送され、例年は日本武道館(東京都千代田区)など、全国の拠点を中継で結んで放送している。
4月24日には、恒例のチャリティーランナーにフリーアナウンサーの徳光和夫さん(70)に起用されたことが発表されたばかりで、翌4月25日の記者会見では、細川知正社長は
「本人にたまたま会って『本当に大丈夫か』と聞いたところ、『絶対大丈夫だから心配するな』と話していた。問題ないと思っている」
と期待を寄せている。細川社長は、この会見の席で、電力不足への対応についても言及。社内で節電を進めていることや、社内の発電装置が利用できることを理由に
「放送を送り出す部分を制限することなく、十分対応できると考えている」
と、深夜や夕方に放送を休止する考えはないことを強調した。
ただ、会見後に浜岡原発の停止が発表されており、首都圏の電力事情は厳しさを増す可能性が高い。新たな対応を迫られることになりそうだ。